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表面を顔料などで塗工

非塗工印刷用紙
表面を顔料などで塗工していない印刷用の紙。ただし、筆記性や表面強度を改善するため、デンプンなどの薬品が表面に塗布されることも多い。
化学パルプの使用割合により、上級印刷用紙(100%、上質紙)、中級印刷用紙(40%から100%、中質紙および上更紙)、下級印刷用紙(40%未満、更紙)に分類される。辞書本文などに使われるインディア紙などの薄葉紙も含まれる。
塗工印刷用紙
上級印刷用紙や中級印刷用紙を原紙とし、表面に塗料を塗布した印刷用紙。塗料の量などにより、アート紙・コート紙・軽量コート紙などに分類される。詳細は塗工紙を参照。
微塗工印刷用紙
1987年頃に登場した比較的新しい品種で、塗料の量が塗工印刷用紙よりも少ない。
特殊印刷用紙
色上質紙・官製はがきなどを指す。
情報用紙
コピー用紙、インクジェット用紙、ノーカーボン紙、感光紙、感熱紙などを指す。

包装用紙
印刷用紙より強度があり、包装紙や封筒に使用される紙である。

未晒し包装紙は漂泊されておらず茶褐色。重袋用両更クラフト紙、両更クラフト紙などの種類がある。晒し包装紙は晒しクラフトパルプが原料で、純白ロール紙、晒しクラフト紙などの種類がある。

衛生用紙
ティッシュペーパー、トイレットペーパー、紙おむつなどの用途に使用される吸水性を持つ紙である。

雑種紙
工業用と家庭用に分類される。トレーシングペーパー、合成紙、絶縁紙、剥離紙、ライスペーパー(紙巻きタバコの巻紙)、書道用紙などが該当する。

生産量
2005年、世界では約3億6,640万トンの紙が生産された。

日本の生産量は、3,146万トン(全世界の8.4%)。紙・パルプ・紙加工業製造業の市場規模は、約7兆1,300億円。この金額は製造業の約2.4%を占め、製造業24種中第13位である(2005年時点)。

紙の原料
紙の原料は、現在の洋紙では、木材と古紙がほとんどである。木材が紙の原料となったのは、19世紀後半からで、それより前は非木材植物が原料となっていた。また、近年では製紙による森林伐採を抑制する観点から、ケナフなどの非木材植物が注目される場合もある。

非木材植物
紙の原料として使われた非木材植物には、次のものがある。いずれも、安定供給や品質の面から木材の代替にはならないとされており、現在では特別な用途で使われている。

アサ
アサやそのぼろは、中国で紙が発明されたときの主原料だった(コットンパルプ)。
カジノキ・ガンピ・コウゾ・マユミ・ミツマタ
カジノキ・ガンピ・コウゾ・マユミ・ミツマタはいずれもその樹皮が紙の原料として、中国・日本などで使われた。このうち栽培が比較的容易なコウゾは、現在和紙の主原料となっている。また、ミツマタは日本紙幣の原料として混ぜられている。

竹紙は、中国で唐時代(7世紀)から作られ、宋時代(10世紀以降)には竹が紙の主原料となった。

藁(稲わらや麦わら)は、中国では唐時代から紙の原料として使われた。また、日本では1890年代頃は洋紙の主原料だった。藁には、繊維が細くて短すぎるため弱い紙しかできない、年に1回しか収穫できず腐りやすいため保管が難しい、などの問題点があった。
亜麻
亜麻やそのぼろは、イスラム世界で紙の主原料となった。ヨーロッパでも木材以前はよく使われた。
木綿
木綿のぼろ(ラグ)は、欧米で木材以前は紙の主原料であった。しかし、15世紀に印刷技術が確立して紙への需要が大きくなると供給不足になり、木材からの製紙方法が開発される契機となった。日本でも、製造開始直後の1880年代頃は洋紙の主原料だった。また、綿花の加工途中で生ずる地毛などの短繊維(リンター)を原料として紙を漉くこともできる。木綿のぼろから作られるパルプをラグパルプ、綿花の地毛などの短繊維から作られるパルプをリンターパルプという。なお、通常の木綿は、繊維が長過ぎるため、製紙には使いにくい。
サトウキビ
インド・中国や南米諸国では、製糖時に発生したサトウキビの絞りかす(バガス)からパルプを製造している。バガスパルプは多くの場合、製糖工場に隣接したパルプ工場で生産される(三島製紙 - 砂糖キビの絞りかすから生まれたバカス紙について参考)。
マニラアサ
マニラアサは、フィリピンなどで栽培されているバショウ科の植物。繊維が細長いため、しなやかで強い紙を作ることができる。現在、日本紙幣の主原料となっているほか、ティー・バッグ、掃除機の紙パックの原料となっている。
ケナフ
ケナフは木に近い性質を持ち、成長が非常に早いため、木材の代替候補として注目された。

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2008年11月25日 15:56に投稿されたエントリーのページです。

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