稀な多面ダイス
16面、24面、30面、60面、120面などのダイスも稀に見られる。いずれもサイコロに適した形状をしているため、実用に向く。ただし、ホビー用のサイコロはそれほど精度が高くない。
非実用的な多面ダイス [編集]
なお、玩具として、「各面の面積や形状が異なる」「各面が不均等な配置」などのものも売られているが、出目は統計的に好ましくなく、実用的ではない。正角柱で底面も使用するものや、ゾッキヘドロン(Zocchihedron)と呼ばれる100面ダイスなどが挙げられる。また、完全に球状のサイコロで、内部にくぼみが設けられた空洞があり、振ると空洞内に入れられた鉄球がくぼみに入って目が出るような物もある。
ただし、各出目の出現確率が不均等である点を逆手に取り、特定の「出にくい目」などの効果を狙う使用法もある。たとえばまわり将棋では出目に大きく差がある将棋の駒をサイコロ代わりに使う。
また、特に球を元に作られたものをゴルフボール形ダイスという場合があり、以下に示す画像では、32面、50面、100面のサイコロがこれに相当する。
新羅時代の朝鮮半島では、切頂八面体を変形して各面の面積をほぼ同じにした正方形6面、六角形8面の14面のサイコロが用いられたことがある
目の異なるサイコロ [編集]
普通のサイコロは、6面体なら1?6、20面体なら1?20と、各面に1からそのサイコロの面数までの数を示す目を持つが、それとは異なる目を持つサイコロも存在している。
数の範囲が異なるサイコロ [編集]
市販の6面ダイスに限っても、以下の目を持つサイコロなどが存在する。
0, 1, 2, 3, 4, 5
1, 1, 2, 2, 3, 3
0, 0, 0, 1, 1, 1
-1, -2, -3, -4, -5, -6
1/6, 1/3, 1/2, 2/3, 5/6, 1
1, 1/2, 1/3, 1/4, 1/5, 1/6
5, 6, 7, 8, 9, 10
7, 8, 9, 10, 11, 12
13, 14, 15, 16, 17, 18
2, 4, 8, 16, 32, 64(ダブリングキューブ バックギャモンでの倍率表示用)
I(1), V(5), X(10), L(50), C(100), D(500)(ローマ数字)
数以外を示すサイコロ [編集]
数以外を目に持つサイコロも各種存在しており、非常にバリエーションも豊富である。
When, Where, Who, What, Why, How(5W1H。6面)
+, ?, ×, ÷, =, >(算術記号。6面)
N, NE, E, SE, S, SW, W, NW(方位。8面)
Sun, Moon, Mercury, Venus, Mars, Jupiter, Saturne, Uranus, Neptune, Pluto(天体。10面)
January から December まで(12ヶ月。12面)
白羊宮から双魚宮まで(黄道十二宮。12面)
占術用サイコロ [編集]
易占専用に作られたサイコロも存在する。これは、主に略筮法を模擬するもので、
8面ダイス2個(数字の代わりに、乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤の8文字が彫られている)
6面ダイス1個(同じく、初・二・三・四・五・上の6文字)
以上の組み合わせから成る。中筮法を模擬するため、8面ダイスが6個使われることもある。入れたままでサイコロを振ることができる、専用の箱も市販されている。なお、八卦にはそれぞれ数字が配当されているため、通常の8面ダイスの数字を適宜読み替えて使用することも可能であるが、利便性は若干劣る。
麻雀用サイコロ [編集]
麻雀では、一般的には通常のサイコロを2つ同時に振り、開門個所(最初に牌を取る場所)を決定する。しかし、出目の関係から開門する場所に偏り(東家から順に8/36・9/36・10/36・9/36の確率)があり、また全自動麻雀卓がまだ普及していなかった時代は積み込みが横行していたため、それらを解決するためにパッコロと呼ばれる麻雀専用のサイコロが考案された。これは2種類の正十二面体のサイコロがセットになったものである。これらは、以下の目を持つ。
開門用黒サイコロ
漢数字で一?十二の目を持つ。
場決め用赤サイコロ
東南西北がそれぞれ3つずつの目を持つ。
パッコロを採用したルール(立方体のサイコロ2個の2度振りも選択できる)もあるが、実際にはほとんど普及していない。
立方体のサイコロ2個の1度振りでも開門する場所に偏りが出ない方法も考案されている。5の目を4に変え、1・2・3・4・4・6の目を持つサイコロと普通のサイコロを1個ずつ使用することによって、各家ともに9/36(1/4)の確率となる[2]。
カレンダー用サイコロ [編集]
遊戯に用いるものではないが、サイコロ型の万年カレンダーが発売されている。4個の立方体で構成されており、月を表すサイコロ1個、日を表すサイコロ2個、曜日を表すサイコロ1個で構成されている。日を表すサイコロは一方に0・1・2・3・4・5、もう一方に0・1・2・6・7・8が書かれており、9は6を上下逆に置くことにより1日から31日までの日付がすべて表現できる。観光地の土産物として売られていることがある。
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